家を買う時に読むブログ

住宅購入に役立つお金のことを解説

【失敗しない買い物の仕方】本当に欲しいものを買うべき

今日のテーマは、

買うか・買わないかの判断はどうつける?

です。

 

日常生活で少し大きな買い物をするとき、迷いますよね。買うべきか、辞めておくべきか、あるいはもっと安いものを探した方がいいのか、など何日も迷う経験は誰でもあると思います。

 

住宅や自動車では特にそういう迷いが生まれます。

 

なぜ迷うのか?それは安易な決断で失敗しないか不安だからです。買い物に失敗してお金を失ったという気持ちになりたくないからです。

「買わなきゃよかった」「買う必要がなかった」という経験は誰でも少なからずあるでしょう。

 

この買い物の失敗をすると、お金を失うのはもちろん、確実に自分の「買い物への姿勢」が委縮していきます。「失敗してもいいように安いものを買う」という発想になりがちなのです。その結果、5万円のステンレスフライパンを買うのは躊躇するのに、100円ショップで買っては捨てた雑貨は5万円以上あったりします。10万円のコートは絶対に買わないのに、ユニクロの1万円のコートは毎年数着買ったりします。

 

100円ショップもユニクロも決して否定するわけではなく、それは本当に欲しいものではなく、値段で選んだものではないですか、ということです。

安いから気楽に買える ⇒ たくさん買ってしまう ⇒ 結果的に高い買い物になる、となりがちです。

 

そんな時には、この言葉を思い出してください。

 

買う理由が値段ならやめておく
迷う理由が値段ならすぐに買う
 
住宅のように巨額の借金をするような買い物では、買う理由が値段だけになっている人は多くいます。欲しいかどうかがどこかに飛んでしまい、不安のあまり値段だけを比較しはじめるのです。
 
その結果、大満足をしている人は見かけません。10年後にも満足感が続くことはほとんどないのだと思います。
 
これを自動車で例えると分かりやすくなります。
(私自身、前職は自動車ディーラーでセールスマンをしていました)
 
車が欲しい
(まだ乗れるがローンが終わったので替えたくなった)
新車のショールームや中古車屋を巡ってみる
新車が欲しいけれど高いので中古車を調べ始める
中古車なら現金で買える、予算内だ
(昔欲しかった車が買える)
中古車を買う
 
この結果はどうなるでしょうか。多くは1か月後に後悔をします。やはり買うべきではなかった、失敗だったと思うようになります。中古車だから壊れるという理由ではありません。
 
本当に欲しかったものを無視して値段で決めたからです。
それは最初から欲しくなかったのです。
きっと我慢できず一年も乗らずに替えることになります。中古車なので下取りもほとんどありません。無駄にお金を捨てただけです。
 
元自動車セールスマンとしてアドバイスするなら、本当は次のようなプロセスで購入を検討すべきです。
 
車を買おうと思う
(必要なのか、新しいものが欲しいのか、分けて考える)
自分が本当に欲しいもの、必要なものを明確に言葉にする
それが新車であればディーラーへ
それが中古車であれば中古車屋
欲しいものに合致する商品を見つける
値段を調べる
必ず想定よりも高い値段になっている
欲しいのかどうか自分に再確認する
決断する
現金払いで現金が足りないのであれば数か月待つ
ローンが使えるのであれば今すぐ買う
 
この買い物の仕方は、ちょっと背伸びをするのが特徴です。「こんなの買っていいのだろうか」という不安がありながら買うのです。
そのような買い物は、満足感が長く続きます。結果的に正解だった買い物はすべてこのような買い方をしているでしょう。
 
ファイナンシャルプランナーの多くは生活費のあらゆる部分に節約を勧めることが多いと思います。
節約の話はウケがいいからです。節約の話をされる側も安心感があるでしょう。
 
えげつないことを言えば、節約の話をやたらと勧めるファイナンシャルプランナーは、得てして投資性の金融商品を勧誘してきます。節約→老後資金を貯めましょうという論理展開なのです。
 
もちろんそれは間違いではないのですが、維持費や寿命を無視してローコスト住宅を勧め、ファイナンシャルプランナー金融商品を勧誘しやすいように誘導しているのは、いかがなものかと思います。
 
弊社ではそれはありえません。
ファイナンシャルプランナーが売りたいもののために、無暗な節約を勧めることはありません。
もちろん節約と貯蓄は大切ですが、本当に欲しいものを買うという習慣が、結果的にお金を守ることにつながるのだとアドバイスしています。
 
予算ありきで買い物をする節約思考は、結果的にお金を失います。例外はありません。節約しすぎるとお金を失うのです。
 
節約した挙句に勧められた金融商品を途中で解約するなどして、損をする人は多く見かけます。
住宅ですらどうしも気に入らず、借金を残しながらまた新築住宅を購入する人も少なくありません。
激安価格の中古住宅を買って、それに50年後も住めると信じられる人は少ないでしょう。老後に建て替えが必要になります。
 
本当に欲しいものだけを買いましょう
 
そうアドバイスしています。
 
家計やお金の段取り、老後資金などはファイナンシャルプランナーに相談すればいいのです。
どうしたら欲しいものを手に入れられるのか?という思考でファイナンシャルプランナーに相談する人は、全員、買い物に成功していますし、資産も形成できています。
 
節約の話に終始するファイナンシャルプランナーであれば、相談は打ち切ってください。
 
相談するファイナンシャルプランナーを間違えると、とんでもない結果になります・・・