長岡FP事務所のブログ

住宅購入のお金のこと

住宅メーカーでの「FP相談」は信用できますか?

本日のテーマは

 

住宅メーカーでの「FP相談」の多くは、実は投資の勧誘です

 

というお話です。

 

 

住宅メーカーから「ファイナンシャルプランナーをご紹介します」と言われた経験はないでしょうか。

ファイナンシャルプランナー、つまりお金の専門家に家づくりの資金のことを相談できますよと言われるので、ぜひ聞いてみたいと思う方も多いことでしょう。

 

ところが、実際にファイナンシャルプランナーに会い、名刺を受け取るとあることに気づきます。

 

「生命保険会社のひと・・・?」

 

住宅メーカーで紹介されるファイナンシャルプランナーのほとんどは、保険会社の営業マンというのが実情です。

 

話を聞いてみると、どうやら様子がおかしい。ライフプランのお話をしているようですが住宅購入の資金のお話には熱心ではなく、教育費や老後資金はいくらかかるということを熱心に語ります。

もちろんそれは重要なことなのですが、今、自分が聞きたかったのは家づくりのお金のことだったはず・・・予算や家計のやりくりのことを聞きたかったはずなのですが。

どうも「ファイナンシャルプランナー」の保険営業マンは住宅のことは詳しくないようです。住宅購入の予算は安く見積もられ、その代わり資産運用のために毎月積み立てることの重要さを説き始めるのです。NISAやiDeCoの説明があり・・・

 

気が付けば、資産運用のための生命保険や投資信託の勧誘が始まっています。

 

欲しかった理想の建物と土地の予算は極端に安く計算されています。維持費のことは大雑把な一般論に済まされるか無視をされた模様。

 

投資の勧誘の方が重要で、家の予算は安くていいという結論に誘導されてしまったようです。高額な掛け金の生命保険に加入すれば、年利10%で増えるのも夢ではないというような行き過ぎたトークまで飛び出す有様。

 

20代30代の若い夫婦はいつのまにか自分が何を欲しかったのかを見失い、資産が増えていく将来を想像して高揚してしまいます。

気が付けば、予算を大幅に下げてローコスト住宅を購入。毎月住宅ローン返済にプラスして、資産運用のための高額な生命保険の掛け金を月に数万円、それも何十年も支払い続けることになっています。

 

10年後には建物のメンテナンス費用が待っていて、高額な支出が予定されています。奥さんが出産し育休中でも住宅ローンや資産運用の生命保険は続けなければなりません。お子様の進学も待ち構えています。収入が少しでも下がったらすべてが終わってしまうような、綱渡りとなってしまいます。

 

なんだかおかしいな、最初に欲しかった建物でもないし、家計は苦しくなる一方で・・・

 

残念なことに、このようなFP相談が後を絶ちません。

 

いつのまにか、ライフプラン=投資の勧誘にすり替わってしまっていたのです。

 

はっきりと言いますが、これは確かにFP相談、ライフプラン相談なのかもしれませんが、今あなたが不安に思っていることを解決してくれる相談会ではありません。

 

 

それは投資(生命保険)の勧誘です。

 

 

弊社は住宅専門ファイナンシャルプランナー事務所として長年住宅メーカーでの相談会を行ってきましたが、ここ最近増えているこのようなFP相談会に危機感を覚えています。

自分がファイナンシャルプランナーという呼称を使うことすら抵抗感があります。

 

ライフプラン相談とは、住宅資金相談とは、本来そういうものではありません。

 

親の世代よりも確実に苦しくなっている経済環境で住宅ローンを借りるということについて、生命保険の営業マンは軽く見過ぎです。

それどころか、住宅ローン返済と老後への不安を投資の勧誘にすり替えているだけでしょう。

 

相談者の方は情報に煽られず、冷静に対処すべきです。

 

その「ファイナンシャルプランナー」さんは、あなたの住宅ローン返済と家族の人生に責任を持ってお話をしているでしょうか?

住宅購入資金のことに精通して、現実的なアドバイスが出来る人でしょうか。

それとも投資の勧誘がゴールの人でしょうか。

 

住宅メーカーの営業マンは、紹介したファイナンシャルプランナーが何を話しているか知りません。自分がお客様に提供したかった話とはズレているとは気づいていないのです。

 

住宅メーカーからファイナンシャルプランナーを紹介されるときは、住宅営業マンに次のようなことを質問してください。

 

①そのファイナンシャルプランナーは住宅業界で何年相談会を行っているのか

②投資の勧誘は含まれているのか

③住宅営業マンは同席せずファイナンシャルプランナーと個室で話すのか

④保険会社や証券会社の営業マンなのか

 

①経験が少なく、②③④が当てはまるようであればお断りするのが無難です。

 

住宅資金の相談は住宅専門のファイナンシャルプランナーに、投資や資産運用の相談は専門の金融業者に、それぞれ分けてください。

 

住宅と投資は別の人物に相談するのが安全です。

 

www.nagaokafp.com